【火災原因調査】算用数字と漢数字の使い分けについて。数字の表記、混在してても大丈夫か?

火災原因調査

こんにちは。
元消防士YouTuberの
KIYOYUと申します。

今回は、火災原因調査の調査書類を
作成する上で注意するポイントの一つ、
「数字」表記の仕方について説明します。

数字記載のルール

基本的に、縦書きでは漢数字、横書きでは算用数字(アラビア数字)を
用いるのが一般的なルールです。

ご存知のとおり、新聞や書籍など縦書きの文書では漢数字が使用され、
ネット記事や履歴書などの横書きのフォーマットでは算用数字が使用されるのが一般的です。

火災調査書類では?

まず火災調査書類では
算用数字と漢数字の混在は問題ありません。

しかし注意しておきたいポイントだけ
意識して文章を作成しましょう。

 

漢数字を使うべき場合

以下で漢数字を使うべき言葉を上げました。
カッコの中が具体例になります。

 

•固有名詞(四国、九州、八重桜)
•数量的な意味の薄い語
(一般、一部分、一連の、四分五裂)
•算用数字に置き換えられない語
(一軒家、二日酔い)
•慣用的な語(一休み、二間続き、第三者、一室、一口のこんろ)
•単位として用いる語(100万、1,500億)

 

 

上記の例は、ほんの一例です。
漢数字を使った表現が自然ですね。

 

所属する自治体に
「文書管理規程」のようなものがあれば
参考にしても良いですが、
行政職を対象にしている場合が
あります。

参考にすべきは
火災報告の関係書籍等を
中心としましょう。

時刻表記は?

火災調査書類の場合、
24時間制で表記します。
12時間制ではないので
注意しましょう。

参考:火災報告取扱要領

なお、時刻表記は
算用数字で問題ありません。

 

その他

私の勤務していた消防本部では、
数字の桁区切りは3位区切りとし、
区切りには「,」(コンマ)をつけることと
されていました。

(例)
1,500

また、2桁以上であっても、
全角や半角は問わないものとされていました。

このあたりは、
消防本部ごとの違いもありそうですので
ぜひ、所属する消防本部で
過去に作成された調査書類に
目を通してみてください。

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