【消防士】英語は必要か?国際消防救助隊など海外派遣も。

Firefighting in Japan

こんにちは!

元消防士YouTuberのKIYOYUと申します。

今回は「消防士に英語力は必要か」
というテーマでお話しします。

消防士にとって英語は、
災害現場や救急現場でのコミュニケーションの手段として
ますます重要になっています。

なぜなら、国際的な連携や
異なる文化との対話が
日常の一部となっているからです。

一日外を歩いていると
外国の方を見ない日はないほど、
国際化は進んでいます。

また英語を含め、
外国語を学ぶことは地域住民、
要救助者に安心を与え、
救助の質を高めます。



災害現場での国際的な連携

災害は国境を越えることがあり、
大規模災害発生時に国際消防救助隊のような、
異なる国からの救援隊が協力することも一般的です。

英語を理解し、話すことで、
円滑なコミュニケーションが図れ、
より効果的な救助活動が可能になります。



国際消防救助隊とは?

国際消防救助隊は、
海外の地域で大規模な災害が発生した場合、
被災国政府等の要請に応じて、
あらかじめに登録されている隊員が
「国際消防救助隊」として派遣され、
高度な救助技術を駆使しし
国際貢献を果たす部隊のことです。
2024年現在、
全国77消防本部、
599名の隊員から構成されています。

救急医療での英語の必要性

救急現場では、医療スタッフとのコミュニケーションが不可欠です。
医療専門用語や患者の情報を正確に伝えるためにも、
英語のスキルが重要です。
患者が海外の方だった場合、
英語ができることで
医療スタッフと患者の双方に安心感を与えます。

予防業務での英語の必要性


英語が役立つのは災害現場に限りません。

私が消防士の頃、

外国の方と接する機会が度々ありました。

査察の業務では、英会話教室の講師との応対がありましたが、
相手が日本語を全然話せず、
私も英語があまり話せなかったのでかなり苦労しました。
また別件でもありましたが、インドカレー屋の店主も同様です。

どちらも防火管理者選任と

消防計画の届出が出ていませんでした。

「防火管理者の資格を持っていますか?」

Do you have a fire protection manager license?

この言葉すら言えませんでした。

火災現場における火災調査でも
質問調書の作成で、

アパートやシェアハウスに住む
「り災者」とのやりとりで
苦慮することもありました。

複数の中国人やベトナム人との
やりとりがありましたが
ここでも
英語はカタコトで対応せざるを
得ませんでした。

身近な経験でも
英語の必要性を痛感しました。

今後も国際化にしっかり
対応していかなければなりません。

異文化とのコミュニケーション

異なる文化出身の人々が
集まることが多い災害現場や救急現場では、
異文化とのコミュニケーションが
求められます。

災害は場所を選びません。

自然災害やテロなど様々な要因により、
多数の死傷者が出てしまうような
シチュエーションでは
英語ができることで、
スムーズな対話が可能になり、
混乱を避けることができます。

 

国際的なトレーニングや研修へのアクセス

英語のスキルを身につけることで、
世界中の消防士たちと
情報や経験を
共有しやすくなります。

災害が起こらなくとも、
研修やトレーニングとして、
海外に足を運ぶこともあります。

日本の消防士だからといって、
生涯をつうじて
海外の方と絶対に関わらないという人は
いないはずです。

向上心のある消防士だからこそ、
あらゆる環境に出向き、
新しい出会いがあると
私は思います。

その中で
外国の方と接する可能性も
高いと思います。

英語を知っていれば、
外国の方との
交流の中で
多くのことを
学び、感じることができるでしょう。

吸収する情報量も増えることは
間違いありません。

国際的なトレーニングや研修への
アクセスも広がり、
専門知識を大きく高めることができます。

情報伝達の迅速性と正確性

災害発生時や緊急時、
迅速で正確な情報伝達が
命を救う要因となります。

当然のことですが、災害現場等では
スピーディーに対応するに
越したことはありません。

英語ができることで、
情報の遅れや誤解を最小限に抑え、
円滑な連携が可能になります。

個人として、
英語の精度を高める努力は必要ですが、
意思疎通をはかる手段として
やはり英語の能力は必要です。

まとめ

外国語は今後の必須スキルです。


英語が話せることは、
消防士にとってますます
重要なスキルとなっています。

災害や緊急事態に備え、
また国際的な連携を強化するために、

英語の習得を
積極的に取り組むことが
求められます。

また英語に限らず、
中国語、韓国語、ベトナム語なども
役立つことでしょう。

日本の消防士として活動する以上は、
日本を訪れる外国人の誰もが
要救助者になり得ます。

ぜひ国際化に対応できる
消防士を目指しましょう。

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