【消防士】パワハラをする上司の特徴とは

出来事

こんにちは。
元消防士ユーチューバーのKIYOYUと申します。
今回は、消防組織に現存する
パワハラをする上司の特徴と、
パワハラの性質についてお話しします。
消防士の方にとっては身近に似たような人がいるのではないでしょうか。

具体例も上げて説明するので、
ぜひ参考にしてみてください。

自覚症状が無い

パワハラの話題が出ても我関せず

パワハラをする上司には
自覚症状なんて
ありません。
むしろ怒鳴ることを
「教育」とさえ思っています。

自覚症状がない分、
改善を期待できませんし、
仮に消防署で問題として
取り上げられ
処分が下されても
数日、数カ月後には
何事もなかったかのように
ケロッとしてます。

厄介な「司令補」であるがゆえに、
「消防署長」の方が逆に
気を遣っていることさえ
ありました。

それほど職場の雰囲気を悪くする
厄介な存在と言うことです。

「お前のため」は上司本人のため

「お前のために言ってやってるんだからな」
というのは、私が出会ったことのある
パワハラ上司の口グセです。
こんな言葉を使う上司は
基本的に
信用するべきではありません。

私には暴力に限らず
全てのことを
正当化しているようにしか
聞こえませんでした。

言いかえると、
「お前はいつか厳しい上司に出会うことがある、
その時に耐えられるように俺がトレーニングしてやっているんだ、
だから俺が何を言おうと(やろうと)耐え続けろ」
ということです。

「タバコを買ってこい」
「灰皿をなんで片付けないんだ」
例を挙げるとキリがありません。
私はタバコを吸ったことがありません。

耐えた先に
自分の成長
があるとは到底思えません
でした。

影では酷い暴力、
暴言を発していましたが、
表面上は
熱血的な
「良き指導者」とされていました。

パワハラ上司本人も、
署長や同僚の視線を意識し
振る舞っていたと思います。

パフォーマンスです。

「表向きの顔」と、
二人きりになったときの
「裏の顔」を見て、
信頼して良い上司なのかを
しっかりと
見極めましょう。

感情の起伏が激しい

突然キレる

パワハラをする上司は、
態度が大きなだけで
仕事ができるかできないかは別問題です。
どんな上司も完璧な人ばかりでは
ありません。

そのため、現場や訓練で
大勢の地域住民や
消防職員が見ている場で、
消防活動上、
分からないことがあるなど
余裕が無くなると
突然キレます。

もちろん全ての人ではありません。

キレれば済むと思っているのか、
もしくは
感情が先走ってキレるのか、
余裕が無いのか、
とにかく結果的にキレることで
その場をやり過ごします。

災害現場で
感情的になることは
多少仕方ないにしろ、
怒鳴り続け、威圧的な態度
ばかりでいられると
同じ隊の隊員としては
ものすごく
やりづらさを感じます。

感情的になり
分からないことを
怒鳴って誤魔化す上司。
本当に仕事ができる上司なら
変なタイミングで突然
取り乱すことはありません。

要はプライドが高いため
恥をかきたくないのです。

休日にも連絡が来る

パワハラ上司は
部下の休日なんて何とも
思っていません。

時には、休ませないためなのか
悪意すら感じることがあります。
連絡内容も仕事とは全く関係の
ないこともあります。
自分や職場の人に向けられた
愚痴だってありました。

市民対応や、提出期限が締切間
であったりと
本当に仕事に関係のある
連絡であれば仕方のないものの、
休日中の職場からの電話は
あまり気分の良いものではありません。

パワハラをする人はパワハラを受けてきた人

パワハラをする上司も
新人の頃はよく怒鳴られていたと
よく話を聞きます。

信じ難いですが、
「昔はいじめられっ子で
よく泣いていたよ」
という話を、
他の上司から聞くことも
あるぐらいです。

昔話の内容を聞くと
今の時代では考えられない
暴力の数々。

きっとたくさんの暴力によって
心が崩壊してしまったのだと思います。

歴史は繰り返されると
よく聞きますが、
「消防のパワハラ」は
上司がかつて受けてきた
暴力のリピートなのです。

パワハラは連鎖する

パワハラの常態化

パワハラ上司は、
消防組織において
一人ではありません。

消防署は違えど
必ず複数人は
存在します。

かつては新人だった消防士も
数年勤務すれば
パワハラをする立場に
なり得ます。

どんな優しい消防士も
厳しい言動を日々
身近で見ていれば、
口調や仕草、
部下への接し方など
少なからずパワハラ上司の
影響を受けます。

パワハラはパワハラを育てます。

消防署内で起きた
暴力の歴史が
今だに受け継がれて
いるのです。

標的が決まると束になる

同じ消防署に
パワハラ上司が
複数人いたときは
最悪です。

標的を見つけたら
束になって攻撃する
場合があります。
まるで小学生のいじめです。

同じ階級の消防士でさえ
暴力に染まります。

関係のないヤツまで、
乗っかってきて
パワハラに加担する場合だって
あります。

暴力を受けている側からしたら
たまったもんじゃありません。

執拗なまでの暴力、暴言では
仕事どころの話じゃなくなる
と思います。

集団になり
一人に対し
パワハラをするような環境は
もはや健全な職場とは
言えません。

もしそんな職場に
身を置いているなら
直ちにその職場から離れることを
強く勧めます。

まとめ

パワハラは世代を超えて繰り返される
とても大きな問題です。

今後も組織の体質上、
無くなることはないと
考えます。

残念なことに、
消防において
パワハラは認識されていても、
ほとんどの人は解決という
道を諦めています。

なぜなら訴えを起こした人
自身が問題児のように
扱われるからです。

厳しい指導に耐えられなかった
「弱いヤツ」
として悪いウワサも流れます。

もともと上下関係がある
人間関係の中で
起きてしまうこと。

部下にあたる被害者は
ただ耐えることしかできません。

ただ
誠実に頑張っている消防士が
被害に遭わないことを
切実に祈ります。

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