今回は消火器のお話です。
ご存知の方も多いと思いますが
今年2021年12月31日をもって
旧規格の消火器は無くなります👋
About types of fire and extinguishing. Characteristics of A fire, B fire, and C fire.
今回は消火器が変わる経緯と
今後どのように変わるのかを説明しますね。
特例期間の終了
2021年の年末は、
消火器にとって
ひとつの節目なんですね。
2011年1月1日の規格省令改正により
既に型式が失効している消火器を継続的に設置できるのは2021年12月31日までです。
2011年の規格省令改正の内容は、
すでに防火対象物に設置されている消火器等について
施行後11年間は「特例」として設置を認めるという
猶予期間のようなものなんですね。
つまり規格省令改正
をしたけれど、
「すぐに使えなくなるわけじゃないよ。
2021年の12月31日までは使えるけど
2022年の1月1日には全ての消火器を新規格にしてね。」
ということなんですね。
具体的に変わること
旧規格▶︎文字入
新規格▶︎絵文字入✨
という事で、
今後、消火器は
完全に絵文字入りになります。
ピクトグラムの表示
今後「絵文字なし」の消火器は
使えなくなります🔥
丸の中に「普通火災用」、「電気火災用」などの「文字しかないもの」は来年から使えません。
また、写真のような絵文字だけの「標識」の設置も推奨されています。
ここで注意してほしいのは
箱に入っていない事が前提となる点です。
つまり、この標識を使いたい場合は
ハダカの消火器限定ということになります。
ハロン消火器も無くなる
上半分がねずみ色の消火器は
「ハロン消火器」です。
こちらも姿を消すことになります。。
薬剤のハロン1301は現在
生産自体されておりません。
在庫としてあるのみです。
人体に比較的安全で、
消火剤としては「優秀」であるものの、、、
オゾン層を破壊するものとされ環境にとっては「有害」とされているためです。
まとめ
2022年1月1日以降は、
型式が失効した消火器の設置は認められません。
計画的な交換・リサイクルが必要になります。
また消火器が「絵文字」入りになった主な理由は
オリンピック。
海外からの観光客等に配慮した対応と言えます。
2021年はオリンピック、パラリンピックがありましたね。
表示が見やすくなりましたが、
それで安心せず、
いつも消火器の位置を把握しておくことが
大切です。
表示が変わっても基本を守った行動、取り扱いを意識していきましょう。
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