【火災の種類】A火災とかB火災ってナニ?

消防設備士

みなさんは、
火災や消火器の話になったとき、
「A火災」や「B火災」といった表現を
聞いたことがありませんか?

今回は火災の種類について解説しますね。

火災の種類は3種類

火災の種類にはAからCの3種類があります。
それぞれのアルファベットごとに
種類の割り振りがされています。

About types of fire and extinguishing. Characteristics of A fire, B fire, and C fire.

A火災➡︎普通火災

B火災➡︎油火災

C火災➡︎電気火災

またこの火災の種類ごとに
絵文字付きのマークがあります。

マークについては消火器についているので
見たことがある方も多いと思います。

適応火災をマークで表現

全種類の火災に適応している消火器
には白丸、黄丸、青丸で
示されたマークがついています。

最も一般的なABC粉末消火器は
いわゆる「万能型」と言われています。

消火器によっては、普通火災に適応していないものもあります。

例えば上半分が緑色の
「二酸化炭素消火器」

ガス容器(ボンベ)の色の意味【高圧ガス保安法第46条・容器保安規則第10条】

こちらは充填されているのが
二酸化炭素なので粉末ではありません。

普通火災には適応していないため
マークでいうと

B火災とC火災のマークの2つしか
ついていません。

慣れてくると
マークを見れば一目で
何の火災に適しているのかが
分かるようになります。

消火薬剤の種類にも注目

消火器や粉末消火設備で使用される
粉末消火薬剤は4種類です。

第1種粉末から第4種粉末まであります。

それぞれ色で区別されており、
「第3種粉末」が4種類のなかで
唯一、ABC全ての火災に適応できる
粉末となっています。

他の第1種、第2種、第4種の粉末消火薬剤
については
B火災とC火災にしか適応していません。

まとめ

今回お話したように、

火災の種類については
「ABCのアルファベット」と「マーク」
によって、

また
粉末消火薬剤の種類については
「色」によって
区別されています。

今後、消火器や粉末消火薬剤
に触れる機会があったときは
参考にしてみてください。

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