みなさんは公務員試験を受験し、
合格さえすれば、
そのまま採用と考える方も多いと思います。
しかし私は消防本部の最終合格後に
まさかの「待機」
を経験した一人です。
最終合格しても採用されないこともあるんです。
最終合格=正式採用ではない事。
よく分からない「採用候補者名簿」に登載という通知。
ゴールの見えない最終合格後の試練。
試験をちゃんと受けたのに、
「合格」って明記がないの?
今回はその時のお話をします。
最終合格した後の説明会
この時には、参加者の誰もが晴れて消防士になれることを確信していました。
しかし採用担当の職員から言い渡されたのは残酷とも思える内容。。。
「これから皆さんに2種類の通知のどちらかを発送します。
一つは消防学校入校の手続きの通知。
もう一つは、近況報告書というものです。
消防学校入校の通知を受け取った方はそのままストレートに採用ですが、
近況報告書の方は、欠員が生じてから順番に採用します。
尚、近況報告書は待機中となっても、
入庁する意思があるのかを確認するものです。
待機を選択されても、
採用する確約はありません。
待機者は採用候補者名簿に登載されていますが、その有効期間は1年間です。」
この言葉を聞いた瞬間、
会場が一気に凍りついたように感じました。
待機組の一人になり絶望の一年
最終合格者対象の説明会を受けた後、
私には近況報告書が届きました。
平成21年度の試験を受け、
順当なら平成22年には正式採用のはずでしたが、
1年後には最終合格が無かったことになると思うと。。。
居ても立っても居られませんでした。
最終合格した自治体以外に
合格したところは全て辞退していました。
待機が決まった瞬間、
私はもう一度
公務員試験を受け直すことを決意します。
平成22年はとても辛い一年でした。
近況報告書は待機が決まった一年間で
3回ぐらい提出を要求されました。
何部だった?何のスポーツやってた?【消防士がやっていたスポーツとは?】
平成23年の正式採用を目指して
合格したのに就職浪人
私はコンビニのバイトを始め、
前年と同じ生活を始めました。
試験については
A県警を前年に合格し辞退したので、
隣のB県警を受験。
筆記は順当に合格できました。
東京消防庁、政令市は不合格となり、
9月下旬に、前年合格したC市を再度受験します。
ここは再び一次を合格でき何とか一安心。
二年連続の合格通知が揃いました。
C市の二次試験を迎えようとした
タイミングで、、、
なんと前年で最終合格した自治体から
正式採用及び、消防学校入校の通知がいきなり届きました。
「もっと早く言えよ!」
と思いつつ、
私は消防士になれる喜びを噛み締めました。
正式採用を受けてから
通知を見て、私は率直に安心しました。
また
前年の試験で合格を頂いているものの
内心は「人の人生を散々振りまわして、ふざけんな」
という気持ちも正直ありました。
ですが、
ここでまたC市の二次試験を受けて、最終合格したとして
同じ轍を踏む可能性もあります。
いさぎよくC市を辞退し、
前年にストレートで合格できた自治体に就職することを決めました!
まとめ
これから公務員試験を受ける予定の方にお伝えしたいのは、
自治体の採用説明会などで
最終合格後に採用確定であるかを質問した方が
良いということです。
小さな自治体であれば尚更です。
私は2年目の就活中で、ある自治体に直接質問をしてみましたが、
やはり「市の予算の都合で採用されないこともありますね」
と回答されたこともありました。
最終合格して、翌年にすぐ就職したい人は受験する前によく確認した方が良さそうです。
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