消防士【向いてない人】消防士になる前から意識しておくこと。こんな消防士にはなるな!

公務員試験

こんにちは。元消防士ユーチューバーのKIYOYUと申します。

今回は、
消防士になる前から意識しておくべきこと
について考えてみました。

消防士に向いてない人の性格や
必要な資質が欠落している人
について目を向けていきましょう。

これから消防士を目指そうとする人、
若い消防士の方にぜひ読んでいただきたい内容です。

消防士としての資質

消防士の仕事を本当に理解しているか?

消防に入ると、
本当に消防の仕事に
魅力を感じているのか
分からない人が
たくさんいます。

若い人だけに限りません。

かつてやる気があった人も、
数年経てば活力を失い
自分の人生を諦めたように
働いています。

私を含め、
私の同期は、
採用試験の合格発表後に
集まり、
「消防に受かったから人生勝ち組だ」
「生涯消防士として働いていきたい」
「俺は救助隊になりたい」
と、それぞれが
嬉しい気持ちと入庁後の目標を
語り合っていました。

それが数年経てば
ポツポツと消防士を辞めたいと言う人が出てきて、
誰も救助隊になりたいとは口にしなくなります。

私も消防士を辞めた一人なので
気持ちはわかります。

消防の表面的な部分しか
見ていなかったのです。
いや、
見えていなかったと言う方が
正しいのかもしれません。

誰もが消防士に憧れた入りますが
「かっこいいところ」
だけを見ては
本当にいけないと感じます。
それこそ自分の人生を棒に振ります。

消防にまつわる報道、映画、
ドラマ、漫画、
災害現場でさえ華やかに描かれています。
テレビや映画、本で見る消防の世界は、
基本的には良い部分しか
映し出されていません。

悪い部分については
入った人にしか分かりません。
現場活動以外には、
雑用、事務処理など
地味な作業があり、
上司の機嫌には
配慮しなければ
なりません。

幸い、今はSNSがあるので、
私を含めた元消防士が、
消防で経験してきた苦労話を
大勢の方に向けて発信すること
もできます。

消防は入ったら、
自分が満足に仕事できるまで、

途方にくれるような苦労が
待ち構えていることも
あります。

上司の機嫌を損ねたり、
何か業務で上手くいかない
ことがあれば
徹底的にバカにされることもあります。

自分に対する人格否定の連続、
極度のストレスに耐えられるか、

綺麗事ではないので
ちゃんと言いますが、
消防は、
悪い部分に
よく目を向けてから入るべきです。

表面的な部分しか
見えていない人は
消防士に向いていないと
断言できます。

自分の「やり方」を考えているか?

消防に入ったばかりの新人は
ほとんどの仕事を
上司に言われた通り
忠実にこなします。

注意しておきたいのは
上司の言いなり一色に
染まらないことです。

上司にあたる消防士には
クセの強い人もいます。

クセの強い上司から
指示を受け続けると、
言われた事だけしか 
できない人間になります。

もっと別の言い方をすると、
言われたことだけが
正解だと
習慣づいてしまうのです。

消防士は歳を
とればとるほど
考え方の柔軟性を失っていきます。
一概には言えませんが
上司が傲慢と
言わざるを得ない場合もあります。
上司の命令に従う事は、
消防の中ではある意味正解です。

「ロープの扱いは絶対にこのやり方!」
「車で通るなら絶対にこの道!」
「料理の味付けは絶対にニンニク!」
など
考え方を頑なに曲げず
やり方全てを部下に
強要する人もいます。
すべての上司がこんな上司では
ありませんが。

クセが強い上司に指導を
受け続けると、
自分の考えや、発想が
持てないようになってしまいます。

仕事をゼロから覚える上で、
先輩・上司から
学ぶことは大切ですが、
考え方を完全に委ねてしまわないように
注意が必要です。

上司の指示を仰いでも
心のどこかで
「俺ならこうする」
と別のやり方も考えるべきです。

関わる人間や、
環境のせいとも言えますが、
この壁は自分を守るためにも
乗り越えなければ
ならないと思います。

他者から指示されるだけで
自分の考えを全く持たない人は
消防士に向かないばかりか、
いつまでも成長できない人と
言えます。

あらゆる変化に対応しようとするか?

火災は減り、
自然災害が増える昨今。

消防設備の向上、消防行政の整備、
防災訓練の普及に伴い、
大きな火災被害は
目立たなくなりました。

しかし、それは
消防士として
火災現場での経験値が
得られない要因にもなっています。

逆に
地震や風水害などの自然災害は
昔に比べ増加傾向にあります。

自然災害も命を落とすリスク
としては変わりませんが、

消防に要求される
技術・能力は
ますます拡大し、
消防に課された課題は
増えるばかりです。

必要なことをイメージし考えられる人間、
そして
向上心を持ち続けることができる人間が、
消防の組織には必要です。

変化をわかっていながら、
あるいは
新しく学ぶ必要があることを
理解していながら、
何も行動に起こさない人、
現状を変えようと動かない人は
消防には向いていません。

残念なことに向いてない人は組織に・・・

残念なことに、
消防の組織には、
前述した
消防士に向いていない人は
割とたくさんいます。

時間の経過とともに
上司の圧力に押しつぶされる人が
後を絶ちません。

元消防士の私が
勤務していた頃の話ですが、
やる気の無い消防士は
特に年長者に
多くいたように思います。

若手の多くは
苦手を克服しようと
試行錯誤しながら
何でもやろうとします。

読者の方がこれから消防士を目指す人なのか、
若手の消防士なのかは分かりませんが、

消防士に向いていないからといって、
消防士になれないわけではありません。
また、消防士を辞めるべきと伝えたいわけ
でもありません。

どんな環境にあっても
自分を強く持つことを
捨ててはいけません。

消防の採用試験なんて、
2回ほどの面接で
合否が決まってしまいます。

消防士になることに対し
強い情熱を持っていない人の方が
試験を楽観視できるので
合格してしまう場合もあります。

採用試験のあり方に私個人は
疑問を持ちますが、
それは消防に限った話ではありません。

選考に多くの時間をかけることが
できませんし、
2次から3次面接で精一杯だと思います。

2、3回の面接で
受験者の本質を見抜ける
ことができれば
苦労はしません。

採用されて、働いてみて、
初めて消防士としての
資質が問われます。

最初に
立派なスタートを切った人でも、
数年間働くことで、

慣れきってしまうか、
悪い上司の影響受けてしまい、
かつてあった向上心や
消防士としての資質を
失ってしまう場合もあります。

「初心」は何より大切です。
消防士に向いている職員から
消防士に向いていない職員へ
変化しないように、
絶えず謙虚な気持ちで
学び続ける姿勢が
大切だと言えます。

まとめ

消防士に向いていない人と
一概に決めつけることは
できません。 

時間の経過とともに、
人の考え方は変化するからです。

かつて消防士に向いていなかった人でも、
仕事をしていく中で
立派に生まれ変わる人もいます。

スタート時の
立ち位置だけで
自分の将来を、
人生を、
決めつけないように
してください。

たくましく生きていくことが
本当に大切です。

仕事をする以上
信念を持ち
力強く進んでいくべきだと
私はそう思います。

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